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TAMALOG

プログラミングがあれば遠いところへ行けます。プログラムと人の共生を記録します。

図書館めぐり(こども図書館)

http://www.kodomo.go.jp/img/about/building/pic_03.jpg

国立国会図書館国際子ども図書館へ行ってきました。東京都美術館へ行く途中に「国際子ども図書館」の標識を見つけて訪ねてみました。

残念なことに、改装しているのか工事用の布が被さっていました。アーチ状の建物を目の前にしてみたかったのですが、残念です。 そういうときはGoogle ストリートビューか何かで心を満たします。

印象に残ったのは、「かがくのとも」という雑誌の「ねじ」という本でした。 なぜか最近ねじに関わることが多いので、思わず手にとってしまいました。 鉛筆のスケッチと文章が合わさった絵本でした。 ねじの特徴がスケッチ付きで紹介されていて、ボンドより強力、釘より取り外しやすいなどの性質が紹介されていました。

「ねじジャパン」や「ねじの誕生秘話」をつい最近聞いた僕は、妙に感慨深く感じてしまいました。「ねじ」の本を読んで喜ぶこどもはいるんでしょうか。

研究用の資料室には、児童文学の本がたくさん集められていました。開架式の図書館でしたが、ほとんどの資料が閉架でした。 閉架資料を手元に取り寄せるには、カウンターで問い合わせる必要がありました。 僕が行った時間には、取り寄せの締め切りを過ぎていて、取り寄せることはできませんでした。 とは言っても、もともと、ふらっと立ち寄っただけなので、取り寄せたい資料はありませんでしたが。

16:30ころ(閉館は17:00)、僕が訪れたときには数名しか閲覧者はいないようでした。 ノートに一生懸命メモをとっている方がいましたが、児童文学の研究などをやっていたのでしょう。

アンデルセンイソップサン=テグジュペリなど僕でも名前くらいは知っている作品が開架されていました。 16:55ころまで、開架されている本をさらさらーと流し見していました。 その中で気になったのは、読み聞かせという分野です。

資料室では目立つ位置に「読み聞かせ」や「お話」、「ストーリーテリング」などの特集が組まれていました。 いくつか本を開いて「お話」というのは、大昔から存在するものだと知りました。 考えてみれば当たり前で、文字だけでなく、宗教や英雄譚、歴史、神話など至るところで「お話」として口伝されてきています。 楽器を手にさまざまな地域を回ったとされる吟唱詩人の功績も大きいことでしょう。

「読み聞かせ」は僕が中学生のころ、地元の図書館で盛んに行われていた気がします。十年くらい前のことです。 友人の母が積極的にボランティアとして、児童へ読み聞かせを行っていました。 最近読んだ図書館学の本によるとアメリカでは、児童が訓練された犬に対して、読み聞かせをするサービスが一部の図書館で行われているそうです。 犬を相手に子どもが読み聞かせをします。

犬への読み聞かせの背景には、養育者効果(The Protégé Effect)があるのでしょう。誰かにものを教えることは、一方的な提供ではなくて、養育者も被養育者も、一緒に成長する性質が知られています。 これが養育者効果です。

話を元に戻します。私は誰かに「お話」をするという経験がほとんどありません。 当然芸人のように自身の経験をおもしろおかしく(オチをつけて)物語として語ることが苦手です。 ですから、おもしろい話をするヒントを求めて手にとったのが、ストーリーテリングやお話の本だったわけです。 実際はあまり参考にはなりませんでした。

この話を書いていて、前に小説書きの友人から「物語というのは大昔からあるんだよ」と語られたことを思い出しました。 物語にすると記憶しやすいというのは、きっとエピソード記憶が関わっているのでしょう(詳しくないですが)。 最近ですと、マンガマーケティングという分野に活用されていると思います。

国際子ども図書館は、上野駅から歩いて10分程度のところに位置しています。 子育てをするなら、地方が絶対いいだろうと思っていましたが、このようなこども向けの施設があるのなら、東京でもいいなぁと思い直すきっかけになりました。

こども図書館は、国会図書館系譜だけあって、透明なビニール袋に貴重品を入れるシステムは同じでした。 今回はたまたま上野駅に降り立ったときに標識を見つけたので、とても良い収穫でした。

図書館が好きなので、いつかは国内すべての図書館を訪れてみたいです。