TAMALOG

プログラミングがあれば遠いところへ行けます。プログラムと人の共生を記録します。

「お金2.0」を読んだ。

去年、「金持ち父さん、貧乏父さん」という本に触発されて依頼、お金への関心が強くなっている。「お金2.0」を読み終わったので、雑な要約を載せておく。

今日読み終えた「お金2.0」という本では、今300年の歴史がある貨幣経済にパラダイムシフトが起こっていると指摘する。貨幣をうまく利用できる者がより貨幣を持つように、個人の人気をうまく利用できる者がより人気を獲得できる世の中になっている。YouTuberやInstagramerがそう。YouTuberにとって、ファンやチャンネル登録者が減ることは、金銭を失うことと同じあるいはそれ以上に不安を抱くこともあるらしい。

筆者の考える経済を構成するための4つの普遍的な性質を例にとり、貨幣経済も評価経済(人間の人気や期待、体験など)も同じだと主張する。まだ評価経済は始まったばかりで、その仕組みは完全ではなく若い世代(ミレニアム世代)がそれを作り上げる感覚を持っているのではないかと筆者は煽る。

貨幣経済が評価経済に成り代わると主張したいわけではなく、生き方の選択肢が広がるだろう。貨幣経済では認められづらかった価値が、評価経済の中で評価される。例えば、プロにはなれないがカラオケが上手い人が動画をアップロードして人気を集め、ファンから物をもらい受けたりということがありえる。

貨幣経済の中で生きなくても、評価経済の中で生きていける。働けなくても生きていける道も拓ける。

金本位制が終了した時点で、貨幣経済は国が担うものとなったが、インターネットやブロックチェーンなどの技術を使えば評価経済の仕組みは一会社や、ましてやビットコインのように個人が提示できる。この仕組をうまく作ることが評価経済を加速する方法であり、ビジネスチャンスでもあり、人々に新しい生き方を提示できる。