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TAMALOG

プログラミングがあれば遠いところへ行けます。プログラムと人の共生を記録します。

マッハの絵

哲学者エルンスト・マッハが書いた絵と言われているのが下の絵です。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/07/Ernst_Mach_Inner_perspective.jpg/1024px-Ernst_Mach_Inner_perspective.jpg

久しぶりに「マッハの絵」を見ました。ぼーっといろんなこと考えていたときに、「マッハの絵」という言葉がふわっと頭の中をよぎったので調べてみました。マッハの絵は、数種類あるようですね(上の絵はwikipediaのものです)。

上のマッハの絵には、僕ら人間の見ている視界が描かれています。この絵は、心理学や現象学の分野に大きな影響を与えました。『アフォーダンスの心理学』という本でも、説明の引き合いに出されていたような気がします。現象学の分野にどのような影響を与えたのかは、詳しくないのでわかりませんが興味深いです。

視覚や錯視に詳しい人であれば、「マッハ」と聞いて「マッハバンド(マッハの帯)」を思い出した人がいるでしょう。その錯視の発見者らしいですね。僕は色彩検定で知りました。

そういえば、マッハバンドの生理学に基づいて画像コントラストを自然に強調しようという試みがあったのを思い出しました。以前、下の論文の手法を実装しました。理論はわかりやすいので簡単に実装できると思います。

ci.nii.ac.jp

話は「マッハの絵」に戻ります。マッハの絵には、自分の鼻が写り込んでいます。この鼻の存在が、ゲームの3d酔いを低減することが発表されています。下はGIGAZINEの記事です。

gigazine.net

僕の周りでは「たしかに、なんで鼻の存在に気づかなかったんだろう」という声を多数聞きます。この時代になっても、こんな素朴で重要な発見が放置されていたことに驚きを感じています。身近だからこそ見えないことがあるんでしょうね。

身近なものを問い直す勇気が試されている気がしています。